2026YEAR SHIFT2126

CONNECTING TO THE PAPER FROM A CENTURY AHEAD

書籍 / 第1巻

2126年の新聞

100年後の日常をつたえる39の記事

百年後の新聞を、そのまま一冊にしました。屋上の稲刈りが四十七日ずれた話から、二〇二〇年代に判子を押すためだけに出社していた慣習の調査まで。責める調子はありません。ただ、わからない、と書いてあります。

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著者
ツギノテ FICTION 編集部
発売日
2026年9月7日
ページ数
83ページ(約39,000字)
価格
250円(2026年9月8日時点)
形式
Kindle版(電子書籍)
『2126年の新聞』の表紙。折りたたまれた新聞に、緑に覆われた2126年の街並みが刷られている
未来は、案外ふつうだった。

この本は実在します。本紙の記事はフィクションですが、ここで案内している書籍とその販売ページは実在します。作品の内容(出来事・数値・団体・人物)はすべて架空です。

どんな本か

二一二六年の日本。ある新聞社が、その日その町で起きたどうでもいい出来事を、いつものように記事にしています。

  • 屋上の稲刈りが、同じ町で四十七日ずれた
  • 季節の区分が、来年から五つになる
  • 用途を知らない地下設備を、誰も止められないまま点検し続けている
  • 「香り調整士」の資格を持つ人が、まだ十二人しかいない

そして、いくつかの記事は、こちらを向いています。

  • 二〇二〇年代、判子を押すためだけに出社する慣習があった
  • 二〇二〇年代、合言葉を紙の手帳に書き写していた(三四〇冊を復元)
  • 二〇二〇年代、AIに礼を言う習慣があった(対話の一一・四%)
  • 二〇二〇年代、忘年会の日程調整に費やされていた時間

未来史研究所という機関が、記録の残る範囲でまじめに調べ、まじめに記事にしています。未来から見られるというのは、たぶんそういうことです。

本だけに入っているもの

記事三十九本のほかに、二一二六年の紙面の「記事以外」をそのまま収めました。サイトには出していない八つの欄です。

  1. 発行人のことば創刊百年に寄せて
  2. 生活気象残暑期の予定表。都市冷却雨は水曜と金曜の午後六時四十分から十八分間
  3. 求人欄屋上田の水位見守り員、月一,八四〇地域点
  4. 値段のはなし家計から見た二一二六年。払っても手に入らないもの、五つ
  5. 投書欄読者から
  6. 訂正欄この一年の訂正。本紙は訂正を消しません
  7. 資料 百年年表二〇二六 → 二一二六
  8. 用語集この百年で変わったこと

とくに訂正欄は、本書に載せた記事そのものへの訂正です。読み終えてから読むと、いくつかの記事が少しだけ違う話になります。

本紙との関係

本紙は毎日21時に一本ずつ公開しています。収録した三十九本が紙面に出そろうのは、2026年9月末です。本のほうは、いま全部そろっています。

並び順も違います。本では「百年前のこと」「季節とくらし」「社会と経済」「国際」の四部に組み直しました。公開順に一本ずつ読むのと、まとめて部ごとに読むのとでは、同じ記事でも見え方が変わります。まず紙面を読んで、合いそうなら本へ、という順で構いません。