この記事はフィクションです。ツギノテFICTIONが2126年の紙面という設定で書いており、登場する出来事・数値・団体はすべて架空のものです。

気象観測を担う機関が、季節の区分を来年から5つに改めることを決めました。

夏にあたる期間が長くなり、ひとつの名前では実態を表せなくなったためです。

新しい区分では、これまでの夏が「盛夏」と「残暑期」の2つに分かれます。

残暑期は、9月から10月にかけてのおよそ50日間にあたります。

区分の見直しは、1世紀ぶりです。

暦の上の季節と、体感される季節のずれが広がり続け、学校行事や衣替えの目安が実態に合わなくなっていました。

これを受けて、来年度の教科書では、季節を扱う単元が書き換えられます。

各地の自治体でも、行事の時期の見直しが始まっています。

一方、俳句の季語を定める団体は、今回の変更に合わせた季語の改定は行わない方針です。

団体は「季語は暦に属するものではなく、心情に属するものである」としています。

気象台の担当者は、この方針について、こう話していました。

「暦のほうが、実態にようやく追いつきました。俳句のほうまで追いつく必要はない、というのは、その通りだと思います」